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第155話 甘い誘い

Penulis: Aica
last update Tanggal publikasi: 2026-08-28 19:00:09

私はその一弥さんの姿を見て、すぐに玄関のドアを開けた。

「一弥さん──! どうして……」

真剣な顔をして、ドアの前に立っていた一弥さんに、思わず呟く。

その一弥さんは、さっきの一方的な感じではなく、また少し切なさそうな表情に感じる。

「杏華──。さっきは、お前の話を俺は──」

一弥さんはそう言いながら、持っていたスマホをゆっくり降ろし、俯きがちに呟き始める。

かと思ったら、なぜか話している言葉も動きもピタッと止まる。

「……さっきの奴……。本当に、来たのか……?」

「え……」

視線の先に目に入った夏希のスニーカーを見て彼が呟く。

「あっ、うん。さっき……」

私がそう答えた瞬間、また彼の様子が変化し始める。

「……女一人の部屋に、平気で男を上がらせるなんて……」

また彼はさっきのように、険しい表情へと切り替わっていく。

「お前はホントに一体何考え──」

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